自然栽培みかんB品の品質とは|自然果樹園
こんにちは!自然果樹園ナチュラルスタイルの井田敦之です。
私どもは無農薬・無肥料の自然栽培みかんをお届けしております。
今回は、その中でも自然栽培みかんB品に関してお伝えいたします。
自然栽培みかんでは、無農薬で栽培するため一般の慣行栽培みかんと比べて病害虫の影響を受けるため外皮が傷つきます。A品は、その中でも見た目の良い物をなるべく選択いたしますが、B品に関しては見た目の良くないみかんが含まれます。
今回は、実際に自然栽培みかん農家さんの所に伺い、B品がどのようなものが含まれるのか?中の実は大丈夫なのかを確認しに行きました。
自然栽培みかんのB品の外観と中身とは
一般に日本の農産物は見た目重視のため農薬を使用するのが当たり前です。
私どものお届けする自然栽培みかんは、ただでさえ無農薬のためみかんの外皮に傷が付きますが、B品ともなるとA品から除かれたものなのでさらに見た目は良くありません。
一般のスーパーで売られているような綺麗なみかんを想像してご購入された方は驚くかもしれません。
そこで、果たしてその外皮に傷がある自然栽培みかんの中身は大丈夫なのか。自然栽培みかん農家さんを訪問し確認しに行きました。
特に見た目の良くないみかんをピックアップして中身を調べてみました。
みかんの表皮が白くカサカサに
みかんの表皮が白くカサカサになっている状態です。温州みかんではこの被害が多いです。梅雨の時期になりやすく、一般みかんでは防除剤を散布して防ぎます。
みかんの表皮が白くカサカサしているので、実が乾燥しているかなと思いましたが、実の水分も保っており中身に問題はございませんでした。
みかんの表皮が黒くなっている
たまにみかんの表皮が黒くなっている状態の温州みかんがあります。こちらも天候が雨続きなどになると発生する可能性があります。
一般のスーパーでは間違いなく見ることのないみかんですね。
黒いみかんの皮の下は、みかんの水分も保たれていて中身に問題はございません。
みかんの表皮がシワシワになっている
特に出荷の終盤になってくるとこのような表皮がシワシワのみかんが目に付いてきます。
これは、シワシワの乾燥したみかんのように見えますが、みかんの表皮だけがシワシワになっている状態です。
皮をむいて中身を確認すると水分も保たれていて中身に問題がございません。
いづれもB品の外皮の傷が目立つのですが、実際に剥いてみると中身は問題ございませんでした。
もちろん、熟練の目から中身は大丈夫と判断したみかんを出荷いたしますが、外観では判断がつかないものもございます。
枝で擦れた見えない小さな傷から傷みが広がることがあり、A品同様に、目視での選別は不可能であり一部混入することもございます。
まとめ
自然栽培みかんは、農薬等の薬剤を使用しないので、病害虫が発生するリスクが高まります。しかし、園内のクモなどの生物達が、病害虫の被害の広がりをくい止めています。
一般に多くの方は、綺麗なみかんに慣れているので、特にB品の自然栽培みかんの見た目の悪さには違和感を覚えるかもしれません。
しかし、自然栽培みかん農家さんはこれまで何十年とみかん栽培をして食べ続けてきた中で外皮が悪くても中身は大丈夫という感覚を持っておられます。
今回、私(井田)もこの見た目の悪いみかんはダメだろうと剥いてみると、全く中身に問題がなく、私の剥いた全てのみかんは大丈夫でした。(ただ、見た目が良くても中身が傷んでいる場合もあり、それは目視では選別できず、A品であっても一部混入することがございます)。
自然栽培みかんB品に関しては、各農家さんの判断で選別致しますが、A品以外となるので外見が良くないみかんがほとんどとなります。私どもは、見た目ではなく、無農薬・無肥料の育て方を重視しておりますのでご購入の際はご理解いただけると幸いです。