無農薬・無肥料の自然栽培甘夏の特徴とは
![自然栽培甘夏](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/08/06amanatu.jpg)
初夏になると旬を迎える甘夏。
鮮やかな黄色の皮に包まれた実には
甘酸っぱい果汁がたっぷり入っている柑橘です。
甘夏は、正式名称を「川野夏橙」(かわのなつだいだい)といい
夏みかんから枝変わり(突然変異)したものです。
昭和10年、大分県津久見市の川野豊さんによって発見されました。
夏みかんより酸味が少ないことから、甘夏と呼ばれました。
全国でも有数の柑橘の産地、熊本県天草市で作られている
無農薬・無肥料の甘夏についてご紹介します。
柑橘王国、天草で育つ数々の柑橘
![天草の風景](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/09/amakusa.jpg)
一年を通して気候が温暖な天草は、海からは潮風が吹き
空からは温かな太陽の光が降り注ぐ土地で
柑橘の栽培には最適な環境を広く有しています。
天草で作られる柑橘には、熊本ならではの高級果物、デコポンや
香り高いポンカン、爽やかな果汁の清美オレンジ
甘さとほろ苦さがクセになるパール柑など
非常にたくさんの柑橘が昔から作られてきました。
![熊本の果物の果汁](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/09/water_image01-1.jpg)
中でも、初夏の柑橘として人気なのが、甘夏です。
甘夏の、口の中で弾けるプチプチした粒の食感と
あふれ出す爽やかな果汁は、初夏の汗ばみ始めた体の水分補給にぴったりです。
甘夏は、4月から出荷が始まり、6月くらいまでが食べ頃です。
天草の潮風と日光をたっぷり受け、樹上で完熟させますので
果肉や果汁の味はとても充実したものとなっています。
生産者は、無農薬での柑橘栽培に人生を捧げた中垣貴瑛さん
![中垣の自然栽培みかん](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/11/nakagakitop.jpg)
作物の栽培に、農薬や肥料を使用するのは今や当然のことですが
農薬や化学肥料などは、体に良いとは決していえるものではありません。
近年では、農薬などによる健康被害も起こっており
アレルギーやアトピーなどの原因とも考えられています。
幼少の頃からアレルギー体質で体が弱かったという中垣さんは
自分の体質を改善させようと様々な食事療法を実践しました。
その中で、生の果物や木の実を食べるフルータリアンを実践したところ
自分の体の調子が良くなってくることに気付きました。
![自然栽培河内晩柑](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/08/03bankan.jpg)
フルータリアンとしてたくさんの果物を食べているとき
天草の無農薬・無肥料の自然栽培の柑橘に出会い
その体に優しい美味しさに、感動を受けました。
この出会いがきっかけで中垣さんは、自然栽培の柑橘農家になることを志しました。
自然栽培の甘夏の特徴とは
![自然栽培甘夏](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/08/05amanatu.jpg)
甘夏は、疲労回復に効果的なビタミンCやクエン酸、ビタミンB1をたっぷりと含んでいるので
初夏の陽気で汗ばむ体の水分補給にも最適ですし
暑さでバテてしまった体にビタミンを補給し、元気にしてくれる効果も期待できます。
農薬は肥料の力を借りず土と水と日光の力だけで育った甘夏の味わいは力強く
自然のパワーにあふれています。
そして果肉の一粒一粒に弾力があり、皮の中にびっしりと詰まっています。
粒には、 雑味のないスッキリとした甘さと酸味 果汁がたっぷり入っています。
![自然栽培甘夏](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/08/04amanatu.jpg)
自分も多くの人が安心して食べれる果物を作ろうという決意と
柑橘が持つ本来の美味しさを体感してもらいたい という中垣さんの想いが詰まった
無農薬・無肥料の自然栽培で育った爽やかな風味の甘夏を、お楽しみください。