荒尾梨が全国から喜びの声が寄せられている理由とは
美味しそうな梨だと思って買ってみたけど
家で食べてみると、甘味がない梨だったという経験がございますでしょうか。
安心安全に最大限こだわったとしても
甘味が無く美味しくなければ、やはり残念な気持ちになります。
安全品質だけでなく、美味しさにもこだわり
荒尾梨を35年以上も栽培している農家さんがいます。
荒尾梨が作られた歴史とその美味しさ
そして農家さんについてご紹介します。
荒尾梨が作られる荒尾とは
熊本県の北西に位置する荒尾市は
梨の産地として100年以上の歴史がある全国でも有名な地域です。
九州最大級の遊園地グリーンランドや 世界文化遺産の万田坑
そして、国内有数の広さを誇る荒尾干潟があります。
荒尾梨の歴史は、今からおよそ110年前の明治41年(1908年)に、梨の木が植えられた事から始まります。
大正時代に入ると生産農家が多くなり、「荒尾ジャンボ梨」で知られる「新高」という品種は
昭和の初め頃から生産されるようになりました。
元々、有明海に面する荒尾市は豊かな水源と穏やかな気候に恵まれ、農業には最適な環境でした。
そのため、上質な作物を多く生産することができ、近隣の地方に出荷することができました。
このことも、荒尾梨ブランドが確立した理由の一つかもしれません。
そして現在では、全国有数の“新高”の栽培面積を誇るほどになり
全国的に有名なブランド梨として知られるようになりました。
また、荒尾ジャンボ梨が有名になった理由の一つには、荒尾の産業も深く関係しています。
荒尾は明治期より、三井三池炭鉱の1つとして大変栄えていました。
炭鉱で働く為に全国各地から集まった人々が、自分の故郷に「荒尾ジャンボ梨」を次々と送り
そこから一気に「荒尾ジャンボ梨」の名が広がったとも言われているのです。
荒尾梨に使われる農薬を最大限に抑えた独自の栽培法を確立させた高塚さん
『子どもたちが安心して食べられる梨を作りたい』という想いから
農薬を最大限に抑えた独自の栽培法で梨を育てている荒尾の梨農家がいます。
その方の名前は、高塚成生さんです。
高塚さんは、自身のお子さんがアレルギー体質だったことからも
無農薬の自然栽培には強い想いがありました。
梨の栽培には農薬が欠かせません。
農薬を使わないと、食害を及ぼす虫が大発生してしまうのです。
しかし落葉果樹である梨の無農薬栽培は非常に難しく
高塚さんは、これまでたくさんの梨の樹を枯らしてきました。
完全無農薬は難しかったのですが、これまで梨の樹を枯らせてきた経験から
最大限農薬を使用しないギリギリのラインを見極めて栽培することができるようになり
安心安全の、子供たちが喜ぶ梨の生産を実現可能にしました。
荒尾梨に寄せられる喜びの声
高塚さんは、食べてくれる人に喜んで頂きたいと思っているので
安心安全だけでなく、味にも最高級にこだわっています。
食べた人に甘くて美味しかったと言って頂きたいために
出荷前に糖度計で糖度13以上の梨のみを厳選してお届けしております。
高塚さんの成生梨を食べた人の感想で最も多いのが、後口の良い爽やかな甘味です。
食べた時に、口の中にベタつく甘味ではなく、くせになる爽やかな甘味が特徴です。
食べる人の心と体が喜ぶような梨を作りたいという想いから生まれた
農薬を最大限使用しない、自然栽培で育てられた高塚さんの梨は
全国から買い求めるお客様が大勢いらっしゃいます。