高塚成生が熊本県荒尾市で作る豊水・新高ジャンボ梨
秋の代表的なフルーツ、梨。
行楽日和には梨狩りにでかけ、もぎたての梨を堪能するのも秋の楽しみの一つです。
梨を一口頬張ると、シャリっとしたさわやかな歯ごたえと ほどよい酸味
そして甘い果汁が口の中いっぱいにひろがり
身も心も、贅沢な潤いに包まれます。
![成生梨(荒尾梨)](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/08/nashikiri780.jpg)
そんな梨は古くから栽培されており、品種も様々。
日本においては江戸時代に書かれた文献が遺されており
それによると、当時から既に150種以上もの品種の梨が栽培されていたそうです。
熊本県荒尾市は、全国でも有数の梨の産地として知られており、盛んに生産されています。
その荒尾市で、35年以上にわたり無農薬栽培に挑戦してきた梨農家:高塚成生(たかつか なりお)がいます。
落葉果樹である梨の無農薬栽培は非常に難しく
高塚は、これまでたくさんの梨の樹を枯らしてきました。
完全無農薬は難しかったのですが、これまで梨の樹を枯らせてきた経験から
最大限農薬を使用しないギリギリのラインを見極めて栽培することができるようになり安心安全の、子供たちが喜ぶ梨の生産を実現可能にしました。
梨栽培100年以上の歴史を持つ熊本県荒尾市とは
![伝統の荒尾梨](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/07/mukashinashi-1.jpg)
高塚成生が梨を栽培している荒尾市は、熊本県の北西部に位置しています。
荒尾市には、九州最大級の遊園地グリーンランドや 世界文化遺産の万田坑
そして、国内有数の広さを誇る荒尾干潟があります。
そんな深い歴史と豊かな自然に恵まれた荒尾市の特産品の一つである荒尾梨。
今や全国で愛されるフルーツとして、私たちの舌を唸らせています。
荒尾梨の歴史は、今からおよそ110年前の明治41年(1908年)に、梨の木が植えられた事から始まります。
大正時代に入ると生産農家が多くなり、「荒尾ジャンボ梨」で知られる「新高」という品種は、昭和の初め頃から生産されるようになりました。
そして現在では、全国有数の“新高”の栽培面積を誇るほどになり
“荒尾ジャンボ梨”は、全国的に有名なブランド梨として知られるようになりました。
また、荒尾ジャンボ梨が有名になった理由の一つには、荒尾の産業も深く関係しています。
荒尾は明治期より、三井三池炭鉱の1つとして大変栄えていました。
炭鉱で働く為に全国各地から集まった人々が、自分の故郷に「荒尾ジャンボ梨」を次々と送り 、そこから一気に「荒尾ジャンボ梨」のブランド名が広がったとも言われているのです。
梨栽培歴35年以上の高塚成生
![高塚成生](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/08/page_nashi2.jpg)
梨栽培100年以上の歴史のある荒尾市で、35年以上にわたり
誰もが安心して食べる事のできる安全品質を追求されてきた梨農家、高塚成生さん。
高塚さんは、熊本県荒尾市で生まれ育ち、35年前に親から梨園を引き継ぎました。
高塚さんには、その時から変わらない想いがあります。
それは「子ども達が安心して食べられる美味しい梨を作りたい」という想いです。
高塚さんは、自身のお子さんがアレルギー体質だったことからも
無農薬栽培には強い想いがありました。
そして35年の年月をかけ、農薬を最大限使用しない独自の栽培法を産み出したのです。
高塚さんの栽培法は、周りの梨農家さんとは全く異なったものです。
最大の特徴は、冬期にクヌギの葉を梨園に敷き詰め
落葉樹林と同じ土壌環境を梨園に創り出している点です。
高塚さんの梨園の土壌は、多様な生物が生息しています。
梨園に降り注いだ雨は、クヌギの葉の腐葉土を通り、ミネラルが豊富な“森の雫“となって 梨の果肉において重要な果汁を作り出す、水分となるのです。
自然の恵みをたっぷりと受けて実った、もぎたて新鮮な高塚さんの梨を、是非ご堪能下さい。
豊水と新高ジャンボ梨の特徴
![新高](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/07/senbetu.jpg)
現在国内で生産されている梨の品種で多いものに、豊水と新高があります。
梨の品種は、果皮の色から黄褐色の赤梨系と、淡黄緑色の青梨系に分けられますが 多くの品種は赤梨系で、豊水と新高もこれに該当します。
豊水は、国内での生産量が多い品種で知名度も高く
秋になると、八百屋やスーパーでもよく見かける品種です。
豊水の味は、強い甘みと優しい酸味。果汁もたっぷりと含んでいて、とてもジューシー。
糖度は、ほとんどが12度以上もあり、梨特有のシャリシャリとした食感も楽しめます。
収穫は8月下旬頃から始まり、10月初旬まで続きます。旬の時期は9月です。
「荒尾ジャンボ梨」としても知られている新高は
豊水に次いで生産量の多い品種です。
「ジャンボ」と言われているように、大きさはソフトボールほどに実ります。
大きさは平均的に800gもあり、ずっしりと重いのが特徴です。
果実の大きさは、1.5kgに達する事もあり、子どもの頭ほどの大きさのものもあります。
新高梨の果肉は白くて軟らかく、、果汁もたっぷりで香りも芳醇。
糖度は12度以上もあり、とても甘く感じます。
また、非常に日持ちが良いもの特徴の一つです。
ぴったりとラップに包んで冷蔵庫に保存すれば、1ヶ月ほどは持ちます。
その見栄えする大きさから、贈答品としても人気のある品種です。
収穫は10月から始まり、11月まで続きます。旬の時期は10月です。
安心安全にこだわりぬいた、高塚さんの誉れ高い自信作です。
自然の力のみで育てられた瑞々しい梨を、食後のデザートやティータイムに。
是非一度、ご賞味くださいませ。
![伝統の荒尾梨](https://kumamoto-natural-fruits.com/wp-content/uploads/2019/07/nashitop.jpg)