荒尾梨は農薬を最大限使っていない安心安全の梨です!

更新日:2020年9月9日 公開日:2019年9月20日

伝統の荒尾梨

梨産地100年以上の荒尾で作られる梨。関東の市場に出回ることは少ないため、贈り物などで荒尾梨の味わいに惹かれると、その後自分で探される方が多くいらっしゃいます。

荒尾梨の旬を迎えると荒尾の道沿いには、沢山の梨農家さんの直売所がオープンします。荒尾の秋の風物詩ともいえるほど、沢山の種類と数の梨でにぎわっています。

なぜこれほどまでに荒尾梨は、全国的に有名なブランド梨として長年多くの人たちに愛されて続けているのか、ご紹介致します。

荒尾梨が生き生きと育つには、水はけが良く、日当たりの良い環境が必要

良質な梨を作るためには、水はけの良い土壌と、日当たりの良い場所が欠かせません。したがって農園にある梨の木は、たいてい山の傾斜地に面しています。傾斜地で栽培することにより、日光が梨の木全体に浴びせられるだけでなく、水はけも良くなるため、梨が余分な水分を吸い上げることなく程よいジューシーな梨が育つのです。

また、梨の栽培には農薬も欠かせません。農薬を使わないと、食害を及ぼす虫が大発生してしまうのです。
しかし、農薬を使わずに自然由来の養分のみで荒尾梨を育てられている希少な農家の方がいます。荒尾梨の自然栽培を35年以上も続けている高塚成生(せいじょう)さんです。

荒尾市で生まれ育った高塚さんは、35年前に親から梨農園を継ぎました。

農園を継いだ時から高塚さんには、自身のお子さんがアレルギー体質だったこともあり「子どもたちが安心して食べられる美味しい梨を作りたい」という強い想いがありました。
そして長い年月をかけ、農薬を最大限使用しない独自の栽培法を産み出したのです。

高塚成生と荒尾梨

高塚さんが生み出した無農薬の梨の栽培は、他の農家さんの栽培とは全く異なっています。
最大の特徴は、冬期にクヌギの葉を梨園に敷き詰め、落葉樹林と同じ土壌環境を農園に創り出している点です。
梨は、土の性質によって味に影響が出やすい果物です。そのため、常に新鮮な土壌を保たなければならず、細やかな管理が必要です。

高塚さんの農園の土壌には、様々な生き物が生息しています。 農園に降り注いだ雨は、クヌギの葉の腐葉土を通り、ミネラルが豊富な“森の雫“となって、そのまま梨の果汁を作り出す水分となるのです。

ミネラルをたっぷり含む水はけの良い土壌は梨の栽培に最も適しており、香りの豊かな梨を作るための秘訣でもあります。

梨産地100年以上の歴史と150戸以上の梨農家が切磋琢磨して育てた梨

伝統の荒尾梨

荒尾は、全国でも有数の梨の産地として知られています。
荒尾梨の歴史は、今からおよそ110年前の明治41年(1908年)に、梨の木が植えられた事から始まります。
大正時代に入ると生産農家が多くなり、「荒尾ジャンボ梨」で知られる「新高」という品種は、昭和の初め頃から生産されるようになりました。
そして現在では、全国有数の“新高”の栽培面積を誇るほどになり、全国的に有名なブランド梨として知られるようになりました。

成生梨(荒尾梨)

元々、有明海に面する荒尾市は豊かな水源と穏やかな気候に恵まれ、農業には最適な環境でした。そのため、上質な作物を多く生産することができ、近隣の地方に出荷することができました。このことも、荒尾梨ブランドが確立した理由の一つかもしれません。

また、荒尾ジャンボ梨が有名になった理由の一つには、荒尾の産業も深く関係しています。
荒尾は明治期より、三井三池炭鉱の1つとして大変栄えていました。
炭鉱で働く為に全国各地から集まった人々が、自分の故郷に「荒尾ジャンボ梨」を次々と送り 、そこから一気に「荒尾ジャンボ梨」の名が広がったとも言われているのです。

現在、栽培農家は150戸以上もあり、生産高は約2000tにものぼります。
梨作りで大事な工程の一つに、なりはじめた実一つ一つに袋がけをすることがああげられます。袋がけをすることで、虫や鳥からの食害や病気を防ぎ、風雨からも実を守ることができるます。また、皮のキメが細かくなり、全体を綺麗に仕上げることもできるので、 袋がけはとても大事な工程です。

荒尾の梨栽培においても、この有袋栽培を行っています。
袋がけは、梨の軸(ヘタの部分)を持って、袋が梨にあたらないようにそっと入れていき、口の部分を針金で縛ります。軸が短かったり、木の枝が邪魔をしたりするので、袋かけはとても労力のいる作業です。
荒尾の梨農家の方々は、手間暇をかけて丁寧にこの袋かけを行います。

そして 、収穫時期の8月~10月の3ヶ月間は、道沿いにオープンしている直売所に梨農家の方々の自信作である様々な品種の梨がずらりと並び、買い求めに来る沢山のお客さんでにぎわいます。

美味しい梨の選び方・保存方法・食べ方とは

もぎたてジューシーな梨を家庭でも美味しく食べたるためには、新鮮な梨を見分け、保存する必要があります。そして、食べ方にもコツがあります。
ではまず、どのような梨を選べばいいのでしょうか。

①実は硬いものを選ぶ
柔らかいものは既に熟しきって食べ時が過ぎてしまってます。梨のシャキシャキとした歯ごたえも失われています。

②形は大きいものを選ぶ
梨は大きいほど甘いといわれています。 梨は水分が多い果物です。ずっしりと重みがあり、皮が張っているものがジューシーで美味く食べられます。

③お尻のくぼみが大きいものを選ぶ
梨は、軸(ヘタ)の下であるお尻の部分が甘い傾向にあります。くぼみの部分の皮が張っていて、お尻がふっくらしているものが甘いといわれています。

次に、保存方法です。
①買ったらすぐにビニール袋に入れて冷蔵保存をする
梨は、収穫した時が一番熟しています。乾燥を防ぐために、買ってきたらすぐにビニール袋に入れ、冷蔵庫に入れましょう。

②軸(ヘタ)を下にして置く
梨はお尻の方が甘いので、お尻を下にすると傷みが早くなります。ですので、軸(ヘタ)を下にして保存しましょう。以上の保存方法を行えば、1週間ほどは日持ちします。

最後に、食べ方です。

①ほどよく冷やしてから食べる
果糖は、冷やすと甘みが増して美味しく食べられます。しかし、冷やしすぎると冷たさが甘みを打ち消してしまいます。食べる数分前には冷蔵庫から出し、ほどよい冷たさにしておきましょう。

②皮は薄くむく
梨は、皮の近くに甘みと栄養分があります。薄くむきましょう。

成生梨(荒尾梨)

③中心は大きめにカットする
梨の中心には硬い芯があり、この部分には酸味や渋みがあります。食べる時は大きくカットしましょう。

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高塚成生の荒尾梨

食べる人の心と体が喜ぶような梨を作りたいという想いから生まれた、農薬を最大限使用しない、自然栽培で育てられた高塚さんの梨は、今が旬です。
贈られた人が思わず声を上げて感動するような大きさと甘さを実現し守るために、高塚さんは日々丹精込めて梨の木を手入れしています。
もぎたて新鮮な荒尾梨は、自然由来の養分からできていますので、小さなお子様や年配の方でも安心してお召し上がり頂けます。大切な人への贈り物としても人気があります。是非一度ご賞味ください。

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