荒尾梨が贈答に適している理由とは!?

更新日:2019年10月6日 公開日:2019年10月5日

熊本県荒尾市は、梨産地として100年以上の歴史があり、荒尾梨で有名な地域です。
「荒尾梨」は荒尾市及びその周辺で作られている梨のことを言い、幸水、豊水、あきづき、新高等数種類の品種がございます。

そのうち新高梨は、荒尾市では昭和の初め頃から生産が始まった品種で、その大きさの特徴から「荒尾ジャンボ梨」としてよく知られています。

荒尾梨は昔より贈り物として評判の高い梨でした。
なぜ荒尾梨が贈り物として喜ばれてきたのかをお伝えします。

荒尾では有袋栽培をしている

梨作りは、毎年4月から始まります。初春頃に花粉つけをし、初夏には小さな実がなります。そして秋に収穫します。花粉つけから収穫まで、おおよそ半年ほどを要します。
梨作りで大事な工程は、なりはじめた実一つ一つに袋がけをすることです。袋がけをすることで、虫や鳥からの食害や病気を防ぎ、風雨からも実を守ることができるます。また、皮のキメが細かくなり、全体を綺麗に仕上げることもできるので、 袋がけは手間はかかりますがとても大事な工程です。

荒尾の梨栽培においても、この有袋栽培を行っています。
袋がけは、梨の軸(ヘタの部分)を持って、袋が梨にあたらないようにそっと入れていき、口の部分を針金で縛ります。軸が短かったり、木の枝が邪魔をしたりするので、袋かけはとても労力のいる作業です。

梨は、品種によっては病気にかかりやすいものあるため、袋かけは有効ですが、有袋栽培をしても、農薬は欠かせません。農薬を使用しないと、病気や虫が大発生して枝葉を枯らしてしまうのです。

有袋栽培により梨に直接農薬が降りかかることや
傷や虫食いが少ない梨を作ることができます。

この荒尾市の中で有袋栽培に加え
さらに、農薬を最大限撒かず、安心安全な梨作りを実現している梨農家の方がいます。その方の名前は、高塚成生(たかつかなりお)さんです。

高塚成生の荒尾梨は最大限農薬を使用しない!

高塚成生

高塚さんは、荒尾市で荒尾梨を生産する沢山の梨農家の中でも、農薬や肥料を一切使用せず、ベタつかない後口の良い甘みを特徴とした新高を生産しています。
熊本県荒尾市で生まれ育った高塚さんは、35年前に親から梨園を引き継ぎました。
高塚さんには、その時から変わらない想いがあります。
それは「子ども達が安心して食べられる美味しい梨を作りたい」という想いです。
高塚さんは、自身のお子さんがアレルギー体質だったことからも、無農薬の自然栽培には強い想いがありました。
そして35年の年月をかけ、農薬を最大限使用しない独自の栽培法を産み出したのです。

高塚成生と荒尾梨

高塚さんの栽培法は、周りの梨農家さんとは全く異なったものです。
最大の特徴は、冬期にクヌギの葉を梨園に敷き詰め、落葉樹林と同じ土壌環境を梨園に創り出している点です。
高塚さんの梨園の土壌には、多様な生物が生息しています。
梨園に降り注いだ雨は、クヌギの葉の腐葉土を通り、ミネラルが豊富な“森の雫“となって、そのまま梨の水分となっているのです。

新高

高塚さんは、収穫時期になると毎朝、梨の食味をして収穫適期を見極めます。
梨の特徴の一つとして、追熟をしない点が挙げられます。
追熟とは、果物を熟れる前に収穫し、その後一定期間置いておくことで、果肉の甘さや柔らかさを増す処理をいいます。
そのため収穫により、梨の味が左右されてしまいます。
私どもは、店頭販売とは異なり、収穫適期に収穫した採れたての梨を、高塚さんより直送してお届けしております

荒尾梨でも特に新高ジャンボ梨は喜ばれる!

成生梨(新高ジャンボ梨)と子供

「荒尾ジャンボ梨」としても知られている新高は、その大きさと形、美味しさから“梨の王様”とも言われています。 「ジャンボ」と言われているように、ずっしりと重いのが特徴です。果実の大きさは、1.5kgに達する事もあり、子どもの頭ほどの大きさのものもあります。

果肉は白くて軟らかく、少ない酸味で果汁はたっぷりで香りも上品。
スーパーで買うと新高の糖度は一般に11-12度前後のものもございますが、高塚成生の新高ジャンボ梨は糖度13以上を計測してからお届けしていますので甘くて美味しかった~と喜ばれます。
また、非常に日持ちが良いもの特徴の一つです。
ぴったりとラップに包んで冷蔵庫に保存すれば、1ヶ月ほどは持ちます。

成生梨(荒尾梨)

荒尾ジャンボ梨は、その見栄えする大きさから、贈答品として昔から人気のある品種です。
そのルーツは、荒尾の歴史にもあります。荒尾は明治期より、三井三池炭鉱の1つとして大変栄えていました。 炭鉱で働く為に全国各地から集まった人々が、自分の故郷に「荒尾ジャンボ梨」を次々と送っていました。故郷の家族は、荒尾ジャンボ梨を手に取った時、その大きさにさぞかし驚いたことでしょう。そして、今まで食べたことのない美味しさに、感動したに違いありません。

どうぞ明治時代より人々を魅了してきた荒尾梨をお試しください。

高塚成生の荒尾梨

丸々とした輪郭に、ずっしりとした重さ。大人の手の平からも溢れ出るばかりの大きさはインパクトも大きく、もらった人は思わず「大きい!」と声を漏らしてしまうはずです。高塚さんは、この感動を多くの人に伝えたいという想いから、手間暇をかけて農薬量を最大限減らし、安心安全だけでなく美味しい荒尾梨の栽培に情熱を注いでいます。
大切な人にこの荒尾ジャンボ梨を送り、心も体も喜んで頂けますと幸いです。

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