荒尾梨はなぜ荒尾ジャンボ梨と呼ばれるようになったのか

新高梨

梨産地として100年の歴史を誇る熊本県荒尾市では
荒尾ジャンボ梨と呼ばれる梨が贈り物として人気です。

荒尾ジャンボ梨は文字通り、他の梨と比べるととっても大きな梨です。

特徴は、それだけではありません。
美味しさもジャンボ級、格別なんです。

一度食べたらその美味しさに惹かれ、リピーターも多い荒尾ジャンボ梨。
でも荒尾ジャンボ梨とは通称で、実は新高という品種なんです。

荒尾ジャンボ梨が、そう呼ばれるようになったのはなぜか。
荒尾ジャンボ梨の歴史や特徴を織り交ぜてご紹介いたします。

荒尾梨=荒尾ジャンボ梨。生産量トップの熊本県荒尾市

成生梨と子供

熊本県の北西部に位置する荒尾市。
梨産地として100年の歴史があり、荒尾ジャンボ梨として知られる
新高梨の生産量は、全国でもトップクラスです。

荒尾がなぜ、こんなにも新高梨で有名になったのか?

それを紐解くと、明治にまでさかのぼります。
その昔荒尾は、明治から昭和初期まで炭鉱が栄えていました。

炭鉱には県外から来た労働者も多く
人々は、故郷に新高梨を送っていました。

新高梨の大きさと美味しさは瞬く間に知れ渡り
いつしか荒尾ジャンボ梨として全国に有名になったのです。

荒尾ジャンボ梨は、今では荒尾のシンボルでもあり
毎年出荷前になると、品評会が開催されます。

荒尾梨マンホール

現在栽培農家は150戸、生産高は2,000トンにものぼるという荒尾ジャンボ梨。

品評会では、各農家さん自信作の新高梨がすらりと並び
大きさ、糖度など総合的に評価され、最も高く評価された梨には
栄誉ある賞が贈られます。

今年の品評会も楽しみですね。

荒尾梨の無農薬栽培に30年以上情熱を注ぐ高塚さん

高塚成生と荒尾梨

数ある荒尾ジャンボ梨を作る梨農家の中でも
あるこだわりを持ち続けて梨を栽培している農家の方がいます。

その方は、高塚成生(たかつか・なりお)さんです。

35年前に、親から農園を継いだ高塚さん。
自身のお子さんがアレルギー体質だったこともあり
無農薬栽培には強いこだわりを抱いていました。

高塚さんの土のこだわり

梨の栽培に、農薬は欠かせません。これはもはや常識です。

年20回は農薬をまくといわれています。収穫が終わった冬の間もです。
多くの農家さんは「農薬を使わずに梨を育てるのは無理だ」といいます。

でも、高塚さんは「子どもたちが安心して食べられる梨が作りたい
という想いを捨てることができず、実現のために試行錯誤を続けました。

農薬を使わずに梨を育てると、どうなるかというと

・収量が半分以下になる
・ 傷が多くなり、見た目が悪くなる
・ 虫や病気が蔓延して木が枯れる

農薬を使用しないため、除草なども手作業で行います。
多くの手間と労力がかかるため、梨の無農薬栽培は多くの壁があるのです。

除草中の高塚さん

それでも高塚さんは諦めませんでした。
ときには何本もの木を枯らしてしまうこともありましたが
最大限、農薬を使わない栽培に成功。

2017年には、完全無農薬の栽培も実現可能にしました。
高塚さんの長年の夢がついに実現したのです。

荒尾梨は安全品質だけじゃなく美味しさも格別!

成生梨新高ジャンボ梨

高塚さんの荒尾ジャンボ梨は農薬に加え
甘味を出す肥料も使用していません。

そのため、爽やかな甘さと後味の良さが評判です。

高塚さんには、安心安全というだけでなく
心から美味しいといってもらえる梨が作りたい」という想いがあります。

成生梨試食

梨は、追熟しない果物です。
そのため熟れ具合を見極めて収穫しなれけばなりません。
なので、高塚さんは収穫時期になると毎朝梨を試食して味を確かめます。

また、荒尾ジャンボ梨を出荷する前に光センサーの糖度計で糖度を計測
糖度13度以上のものを厳選してお届けしています。

成生梨(荒尾ジャンボ梨)の糖度

今年は、暖冬の影響で新高梨の実のつきが例年に比べ良くありませんでした。
でも、結実した梨は大きく、そして美味しく育つことでしょう。

全国にファンが多いという新高梨。

安心安全で体に優しく、そして美味しさも格別な高塚さんの梨は
贈り物にも人気です。

成生梨2個入り

大切なあの人へ、お世話になったあの方へ。
高塚さんの想いも一緒にお届けする荒尾ジャンボ梨です。