成生梨(荒尾梨)誕生秘話|子どもたちが安心して食べられる梨が作りたい!

更新日:2022年3月31日 公開日:2019年12月6日

高塚の荒尾梨
子どもと成生梨

こんにちは!自然果樹園ナチュラルスタイルの井田です。

全国でも有数の梨の産地として知られている荒尾は
元々、有明海に面する荒尾市は豊かな水源と穏やかな気候に恵まれ、農業には最適な環境でした。

荒尾では荒尾ジャンボ梨と言われる新高をはじめ、豊水やあきづきなど多種類の梨が栽培されています。

この荒尾で最も安心安全にこだわった梨作りをする農家さんが高塚成生(たかつか・なりお)さんです。

高塚さんの梨は、特に荒尾梨の中でも「成生梨(せいじょうなし)」と呼ばれています。

荒尾梨の歴史

荒尾梨の歴史は、今からおよそ110年前の明治41年(1908年)に、梨の木が植えられた事から始まります。

伝統の荒尾梨

大正時代に入ると生産農家が多くなり、「荒尾ジャンボ梨」で知られる「新高」という品種
昭和の初め頃から生産されるようになりました。

そして現在では、 栽培農家は150戸以上もあり、生産高は約2000tにものぼります。

全国有数の“新高”の栽培面積を誇るほどになり
「荒尾ジャンボ梨」は 全国的に有名なブランド梨として知られるようになりました。

荒尾梨の無農薬栽培に挑戦。全ては子どもたちのため!

梨の栽培には農薬が欠かせません。農薬を使わないと、食害を及ぼす虫が大発生してしまうのです。
しかし、農薬を最大限使用せずに荒尾梨を育てられている希少な農家の方がいます。
荒尾梨の自然栽培を35年以上も続けている高塚成生(なりお)さんです。

一年に20-30回農薬を使用すると言われている梨栽培において、梨の花の蕾が咲く前に1-2回のみ使用しています。

梨の樹の状態を見てギリギリの状態を見極めて最大限農薬を使用しない栽培に挑戦しています。

高塚さんは、荒尾市で荒尾梨を生産する沢山の梨農家の中でも
農薬や肥料を一切使用せず、ベタつかない後口の良い甘みを特徴とした新高を生産しています。

成生梨

熊本県荒尾市で生まれ育った高塚さんは、35年前に親から梨園を引き継ぎました。
高塚さんには、その時から変わらない想いがあります。
それは「子ども達が安心して食べられる美味しい梨を作りたい」という想いです。

高塚さんは、自身のお子さんがアレルギー体質だったことからも、無農薬には強い想いがありました。
そして35年の年月をかけ、農薬を最大限使用しない独自の栽培法を産み出したのです。

動画:成生梨(せいじょうなし)|安心安全な梨(豊水、新高ジャンボ梨)を作ることにこだわっている理由

成生梨の木を枯らしながらも、長い年月をかけて農薬を減らすことに成功!

成生梨(新高梨)

高塚さんが生み出した無農薬の梨の栽培は、他の農家さんの栽培とは全く異なっています。
最大の特徴は、冬期にクヌギの葉を梨園に敷き詰め、落葉樹林と同じ土壌環境を農園に創り出している点です。

梨は、土の性質によって味に影響が出やすい果物です。
そのため、常に新鮮な土壌を保たなければならず、細やかな管理が必要です。

梨園の土壌

高塚さんの農園の土壌には、様々な生き物が生息しています。 農園に降り注いだ雨は
クヌギの葉の腐葉土を通り、ミネラルが豊富な“森の雫“となって、そのまま梨の果汁を作り出す水分となるのです。

ミネラルをたっぷり含む水はけの良い土壌は梨の栽培に最も適しており
香りの豊かな梨を作るための秘訣でもあります。

成生梨は糖度13以上を計測してからお届けします

梨の糖度

高塚さんが作った梨は、甘味を増す肥料を使用せず、自然の力で育てていますが、糖度が高くなってきます。

一般的な梨の糖度は12%前後ですが、成生梨は13度以上を確認してから出荷します!

小さなお子様やご年配の方にも安心して美味しくお召し上がりいただけます。

高塚の成生梨はこのような方におすすめ

一度食べたら忘れらないその美味しさに魅かれ、全国から探し求められる荒尾ジャンボ梨。
高塚さんが作った成生梨は、農薬を最大限使用していないので、美味しさもまた格別です。
大切な人への贈り物としても大変喜ばれています。

高塚成生の荒尾梨

高塚さんの荒尾梨(成生梨)はこちら
高塚成生の成生梨(荒尾梨)はこちらから

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